次回の動画投稿は9月6日(金)前後を目安とし、最終期限は9月13日の(金)ということでお願いします。
改善の兆しは見られます。
特に、帽子が飛んでる投球での、最後の後ろ脚の着き方は、体重が乗っていて良いです。この動きをもっと強くしていき、それをコンスタントに出来るようにしていく事が重要です。
ピッチングフォームでも、バッティングフォーム同様「前が大きい」のが理想です。そして、ここが見落とされがちなのですが、パワーを発揮しようとして、後ろを大きくするほど、前が小さくなります。
つまり、過剰なヒップファーストや捻りを入れると、フォロースルーが小さくなるということです。その辺を改善していく事によって、じょじょに「前」が大きくなってきているので、それは良い兆しです。
もちろん、野茂英雄や村田兆治のような例もあります。つまり、身体を大きく捻って、ヒップファーストを強調して、豪速球を投げ込む例です。
ここでは捻りと、ヒップファーストをセットにして考えますが、そうした「後ろ」を大きくとっても、球速は出ます。むしろ、誰でも簡単に球威が出るのは、そうした「後ろ」の大きなフォームの方だと思います。しかし、それではフォームを良くして行くのに限界が出て来てしまうのです。結局、理想を目指すのであれば、そうしたフォームはあくまでも、変則的な物と考えた方が良いでしょう。
後ろを大きく取る(ヒップファーストと捻りを強調する)と球威が出るのは、後ろ脚に体重を乗せる事によって、後ろ脚の筋肉が大きな負荷を受けるからです。その負荷を利用して、後ろ脚で大きな力が発揮出来れば、もちろん、球速は出ます。ただし、後ろ脚の使い方そのものは、悪くなるので、結局は、その他のマイナス要因(後ろを大きく取った結果のバランスの崩れ等)との差し引きで、プラスマイナス0になると言うわけです。ですので、理論的には、野茂や村田に関しても、あそこまで「後ろ」を大きく取らずとも、同等の球威は出るはずです。ただし、彼等は、その感覚を掴み、磨き上げて来たので、そのフォームが一番、自分の力を発揮出来るようになっているわけです。
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ただし、まだ後ろ脚の力が使い切れていません。そのため、後ろ脚で地面を押して、投手方向に出て行く力が弱いです。そのため、前脚を挙げた後は、単に、身体が下に沈んで行くだけのフォームになってしまっています。
極端に言うと、この投手(ジョーダン・ウォルデン)くらい、後ろ脚の力によって、身体が持ち上げられるのが、理想的です。(ただ、この投手は少しジャンプするような動きが話題となっており、一種の変則的なフォームでは有りますが。)
ジョーダン・ウォルデンのフォーム。後ろ脚股関節の絞りに注目してください。また、後ろ脚股関節の絞り(伸展)と肘の挙る動作の関連が良く解る写真です。平田さんの場合も、もっと後ろ脚が使えるようになれば、このように肘も挙って来るでしょう。
そこで、改善策ですが、以前に「重心が低くならないようにするのが重要だ」と言ったので、その点が出来ているのは良い所です。しかし、ややスタンス幅が狭すぎて、構えた時に後ろ脚股関節を割る事が出来ていません。もちろん、あまり大きく割る必要は無いのです。脚を挙げて重心移動が始まるときに股関節が割れるのですが、その時に上手く割れるためのキッカケとしての形を、構えた時点で作っておく必要が有ると言う事です。
それが、出来ていたのが、初回の動画です。(ただし、スタンスも広すぎますし、後ろ脚股関節も、ここまで割る必要はありません。)
この時は、色々問題は有ったものの、構えで後ろ脚股関節を割っていたので、重心移動の時も割れていますし、フォロースルーで後ろ脚がダイナミックに回し蹴りのような軌道を描いています。
ただ、もちろん、ここまでスタンスを広くして、後ろ脚の割れを強調する必要はありません。今は、股関節の割り方なども、以前よりは出来ているはずなので、上の写真よりも狭いスタンス、小さな後ろ脚の割り方で、同じ効果を出せるはずです。
ですので、あくまでも、重心を低くしないと言う前提のもとですが、あと僅かに構えのスタンス幅を広く取り、後ろ脚股関節を割った方が良いと言う事です。
今の構えでは、両脚で自然体で立っているのに、近い状態ですが、これをもう少し、後ろ脚を効かせて、後ろ脚メインで立つ感覚にした方が良いということです。
やや膝が折れてしまっていますが、ケルビン・へレーラ等は、そうしたタイプの構えです。
そうした、意味で、今の技量を持ってして、もう一度、初回の動画の良かった部分を見直して、取り入れてみると良いでしょう。
フィニッシュにしても、まだまだもっと豪快にしていく必要があります。例えば、この投手(ヘンリー・ロドリゲス)にしても、中南米系の選手とは言え、これだけ後ろ脚の膝を折って、前脚を少ししか挙げていないのに、ターン&タンブルフィニッシュは豪快で着地も強いです。日本人でも、ロドリゲスよりも形に気を付けて、それなりのトレーニングを積めば、このような動きになるはずです。
次、マウンドの使い方についてですが。。
以前は私も、下図のAのように軸を作るのが良いと考えていました。つまり、マウンドは斜面になっているので、斜面と垂直な軸では無く、平地と垂直な軸を作って投げる必要が有ると考えていたということです。そうすると、斜面と軸(重力軸)の関係は鈍角になるので、そのぶん、平地で投げる時よりも、ヒップファーストを強調した方が良いと考えていたわけです。
改善の兆しは見られます。
特に、帽子が飛んでる投球での、最後の後ろ脚の着き方は、体重が乗っていて良いです。この動きをもっと強くしていき、それをコンスタントに出来るようにしていく事が重要です。
ピッチングフォームでも、バッティングフォーム同様「前が大きい」のが理想です。そして、ここが見落とされがちなのですが、パワーを発揮しようとして、後ろを大きくするほど、前が小さくなります。
つまり、過剰なヒップファーストや捻りを入れると、フォロースルーが小さくなるということです。その辺を改善していく事によって、じょじょに「前」が大きくなってきているので、それは良い兆しです。
もちろん、野茂英雄や村田兆治のような例もあります。つまり、身体を大きく捻って、ヒップファーストを強調して、豪速球を投げ込む例です。
ここでは捻りと、ヒップファーストをセットにして考えますが、そうした「後ろ」を大きくとっても、球速は出ます。むしろ、誰でも簡単に球威が出るのは、そうした「後ろ」の大きなフォームの方だと思います。しかし、それではフォームを良くして行くのに限界が出て来てしまうのです。結局、理想を目指すのであれば、そうしたフォームはあくまでも、変則的な物と考えた方が良いでしょう。
後ろを大きく取る(ヒップファーストと捻りを強調する)と球威が出るのは、後ろ脚に体重を乗せる事によって、後ろ脚の筋肉が大きな負荷を受けるからです。その負荷を利用して、後ろ脚で大きな力が発揮出来れば、もちろん、球速は出ます。ただし、後ろ脚の使い方そのものは、悪くなるので、結局は、その他のマイナス要因(後ろを大きく取った結果のバランスの崩れ等)との差し引きで、プラスマイナス0になると言うわけです。ですので、理論的には、野茂や村田に関しても、あそこまで「後ろ」を大きく取らずとも、同等の球威は出るはずです。ただし、彼等は、その感覚を掴み、磨き上げて来たので、そのフォームが一番、自分の力を発揮出来るようになっているわけです。
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ただし、まだ後ろ脚の力が使い切れていません。そのため、後ろ脚で地面を押して、投手方向に出て行く力が弱いです。そのため、前脚を挙げた後は、単に、身体が下に沈んで行くだけのフォームになってしまっています。
極端に言うと、この投手(ジョーダン・ウォルデン)くらい、後ろ脚の力によって、身体が持ち上げられるのが、理想的です。(ただ、この投手は少しジャンプするような動きが話題となっており、一種の変則的なフォームでは有りますが。)
ジョーダン・ウォルデンのフォーム。後ろ脚股関節の絞りに注目してください。また、後ろ脚股関節の絞り(伸展)と肘の挙る動作の関連が良く解る写真です。平田さんの場合も、もっと後ろ脚が使えるようになれば、このように肘も挙って来るでしょう。
そこで、改善策ですが、以前に「重心が低くならないようにするのが重要だ」と言ったので、その点が出来ているのは良い所です。しかし、ややスタンス幅が狭すぎて、構えた時に後ろ脚股関節を割る事が出来ていません。もちろん、あまり大きく割る必要は無いのです。脚を挙げて重心移動が始まるときに股関節が割れるのですが、その時に上手く割れるためのキッカケとしての形を、構えた時点で作っておく必要が有ると言う事です。
それが、出来ていたのが、初回の動画です。(ただし、スタンスも広すぎますし、後ろ脚股関節も、ここまで割る必要はありません。)
この時は、色々問題は有ったものの、構えで後ろ脚股関節を割っていたので、重心移動の時も割れていますし、フォロースルーで後ろ脚がダイナミックに回し蹴りのような軌道を描いています。
ただ、もちろん、ここまでスタンスを広くして、後ろ脚の割れを強調する必要はありません。今は、股関節の割り方なども、以前よりは出来ているはずなので、上の写真よりも狭いスタンス、小さな後ろ脚の割り方で、同じ効果を出せるはずです。
ですので、あくまでも、重心を低くしないと言う前提のもとですが、あと僅かに構えのスタンス幅を広く取り、後ろ脚股関節を割った方が良いと言う事です。
今の構えでは、両脚で自然体で立っているのに、近い状態ですが、これをもう少し、後ろ脚を効かせて、後ろ脚メインで立つ感覚にした方が良いということです。
やや膝が折れてしまっていますが、ケルビン・へレーラ等は、そうしたタイプの構えです。
そうした、意味で、今の技量を持ってして、もう一度、初回の動画の良かった部分を見直して、取り入れてみると良いでしょう。
フィニッシュにしても、まだまだもっと豪快にしていく必要があります。例えば、この投手(ヘンリー・ロドリゲス)にしても、中南米系の選手とは言え、これだけ後ろ脚の膝を折って、前脚を少ししか挙げていないのに、ターン&タンブルフィニッシュは豪快で着地も強いです。日本人でも、ロドリゲスよりも形に気を付けて、それなりのトレーニングを積めば、このような動きになるはずです。
次、マウンドの使い方についてですが。。
以前は私も、下図のAのように軸を作るのが良いと考えていました。つまり、マウンドは斜面になっているので、斜面と垂直な軸では無く、平地と垂直な軸を作って投げる必要が有ると考えていたということです。そうすると、斜面と軸(重力軸)の関係は鈍角になるので、そのぶん、平地で投げる時よりも、ヒップファーストを強調した方が良いと考えていたわけです。
ところが、Aの軸で投げようとすると、ヒップファーストを強調するあまり、後ろ脚股関節の膝が折れやすくなり、フィニッシュで前脚が出て来にくいということが解りました。丁度、前回の平田さんのような状態です。
ですので、最近は、Bの軸のイメージで投げる方が良いと考えています。この表現は正確かどうか解りません。重力の無い所に軸が形成されるとも思えないからです。
ただ、言いたい事は、マウンドで投げるからと言って、動作を変えるのでは無く、平地で投げる時のような感じで、そのまま投げた方が良いと言う事です。乱暴な言い方をすると、マウンドの傾斜を利用して、倒れ込むような投げ方とも言えますが、もちろん、上半身は突っ込まないようにすることが重要です。ただ、平地で投げる感覚で、そのまま斜面で投げれば、おのずと、下り坂になっている分が、勢いとして加算されるでしょう。それを「傾斜を利用して倒れ込む」と表現したわけです。
もちろん、それ(傾斜を利用して倒れ込む)はパンチャーのメカニズムを考えると、始動した後の事なので、無意識で勝手にそうなると言う話です。
ランディー・ジョンソン等は、そういうタイプ(Bの軸で投げる)でしょう。
今回は以上です。今回の改善ポイントとしては、後ろ脚股関節を割るということですが、そのためには、若干、捻りも入ります。ここで、以前のようなグラブ腕の使い方にならないように気を付けてください。今回、グラブとボールの割れ方は非常に良くなってます。このタイミング、割れ方を忘れないようにしてください。
以上です。
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